YOSHINO Weblog/吉野ブログ

査読は，まあ，研究者の仕事の一つですね．査読というのは，論文を世間に公開する価値があるかどうかを判定する作業でしょうか．

シラバスを書いた後に，査読を開始．2件たまっているですよね．
両方とも１〜２回読んでいたのですが，判定できずになやんでいました．

両方とも論文としては，問題ないんだけどなあとおもっていたのですが，もやもやしながら，今日に至る．．．って感じでした．

再度読み返して，１件は，なにがおかしいか，やっと気がつきました．書き方上手ですね．致命的な問題を上手に隠していました．もしかして，本人らも気がついていないんだろうか？とか思いながら．

もう1件は，基本的なことをあちこち間違えていましたが，本質は問題ないってところでしょうか．「基本的なことをあちこち間違えて」は，だれか，論文書き慣れている人に見てもらえば！とかおもったんですが，著者の学歴をみると．．．ちゃんと博士を持っていますね．．．

思わず，出身研究室を調べてみて，研究室のボスを確認してみました．
いやー，有名大学の，偉い先生の研究室ですね．あんまりいそがしい研究室だと，指導されないんですよね．．．名前で検索していたら，修論も出てきました．短い！うちの卒論より短い！まあ，長さが大事ではないですが．．．そうそう博士論文は出てこなかったですね．そうそう，履歴書も出てきました！世の中というかWebって怖い！なるほど，実験系の出身じゃないので，こんな基本的なことができていないのか．．．などと思いながら．

私のところで，博士をとった学生さんにもちゃんと指導できていたかなと思いながら．．．しているはず！と，人の振り見て我が振り直せってことで．

今日の仕事はこれで終わりかな．帰ろう．