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演習0 文字列の画面出力

(1)ソースコードを編集する

「Hello.java」を Notepad++ で開いてみましょう. ドラッグ&ドロップで開くことができます.

sakura_open.png
図1. ファイルをNotepad++で開く

(2)ソースコードを読む

それでは,先ほどのプログラムを眺めてみましょう.

Hello.javaファイル(ソースプログラム)は,以下のようになっています.

 public class Hello {
   public static void main(String[] args) {
       System.out.println("Hello");
   }
}

1行目の「public class Hello」とありますが, このclassという語句のあとにHelloは,「クラス名」といいます.

Javaのソースコードは,ファイル名が重要です.
つまり,Hello.javaというファイルでは,最初に上記のプログラムの class Helloのmainから実行することを示しています.
C言語と違って,適当なファイル名はダメです. ファイル名とクラス名を同じ(例えばHello.javaとHelloクラス)にしてください.

また,JAVAでは大文字と小文字を区別します.

3行目は,画面(正確にはコンソールと呼びます)に文字列を出力するコマンドです.

出力する(print, println)

System.out.println() 関数は,()内に書かれた内容を表示します.
文字列を表示するときは“”(ダブルクォート)で囲みます.

Javaプログラムでは,C言語と同様に,一文(プログラム命令)の終わりは ;(セミコロン)を入力します.

println命令は,文字を出力したあとに改行をします. この部分をprintにすると改行しません.

このコマンドは,今後もよく使いますので,いつでも思い出せるようにしておいてください.

(3)プログラムの修正

練習

練習として,先ほどのプログラムの実行結果(出力)を,

Hello [自分の名前]

にしましょう.

ただし,自分の名前は,String(文字列)型の変数に格納しておきます.

ヒント

プログラムを次のように修正します.
(先ほどのソースコードにコピー&ペーストして,必要な行を修正してください.)

 public class Hello {
   public static void main(String[] args) {
       String myname = "Takashi";
       System.out.println("Hello " + myname);
   }
}

+演算子

+演算子を使うことで,文字列同士や,文字列と数値などを結合できます

例として,

System.out.println("A0" + 1);

は,文字列(A0)と数値(1)の結合になります.したがって,出力結果は,

A01

という文字列になります.

また,変数を扱う時にも便利です.

System.out.println("私の名前は" + myname + "です.");

次の2つの結果を考えてみましょう!

(1)   System.out.println("Hello" + 1 + 2);
(2)   System.out.println("Hello" + (1 + 2));

結果をみて,どうしてそうなるのかを考えてみましょう!

(4)コンパイルと実行

プログラムを書き換えたら,事前準備の時と同様に,またコンパイル→実行をしましょう.
ちゃんと自分の名前が表示されましたか?

printf

JavaにもC言語と同じようにprintfの関数があります. 使い方はC言語と似ていますので,必要に応じて検索して使って下さい. 以下は,サンプルです.

public class printfTest {
   public static void main(String[] args) {
       int a = 20;
       String b = "和歌山大学";
       System.out.printf("私は%d才です.\n", a);
       System.out.printf("私は%04d才です.(桁数指定)\n", a);
       System.out.printf("私は%x才です.(16進)\n", a);
       System.out.printf("私は%sの学生です.\n", b);
   }
}

おまけ:便利な裏ワザ

  • コマンドプロンプト上で,キーボードの↑とか↓を押してください. 今まで入力したものが表示されますよね. これは,ヒストリー機能(履歴機能)です. 何度もコマンドを入力するのは面倒なので,これで一度入力したコマンドを再度使えます.
  • ファイル名の入力途中に[Tab]キーを押すと,入力を補完してくれます. ただし,よく似た2つ以上のファイルが存在する場合,Windowsは適当*1に補完するので,自分が意図しているファイル名かどうかを確認してください.
  • キーボードの入力のモードについて,「挿入」モードと「上書き」モードを,「Insert」ボタンで切り替えられます. ちょっと文字を入力したり,削除したいときにうまく使い分けると便利です.

next.gif 演習課題


*1 たぶん,アルファベット順で一番先に来るファイル名?

添付ファイル: filesakura_open.png 328件 [詳細]

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Last-modified: 2017-10-12 (木) 13:58:48 (2382d)