[[TopPage]] > はじめてのJavaプログラミング (2/2) *はじめてのJavaプログラミング(2/2) [#q754f253] ** (1)ソースコードを読む [#w6a6908f] それでは,先ほどのプログラムを眺めてみましょう. Hello.javaファイル(ソースプログラム)は,以下のようになっています. public class Hello { public static void main(String[] args) { System.out.println("Hello"); } } 1行目の「public class ''Hello''」とありますが, このclassという語句のあとにHelloは,「''クラス名''」といいます. Javaのソースコードは,ファイル名が重要です.~ つまり,''Hello.java''というファイルでは,最初に上記のプログラムの class Helloのmainから実行することを示しています.~ %%%C言語と違って,適当なファイル名はダメです.%%% &color(#ff0000,#ffffff){ファイル名とクラス名を同じ(例えば''Hello''.javaと''Hello''クラス)にしてください.};~ また,大文字と小文字を区別します. 3行目は,画面(正確にはコンソールと呼びます)に文字列を出力するコマンドです. *** print関数 [#p94d9ae9] ''System.out.println()'' 関数は,()内に書かれた内容を表示します.~ 文字列を表示するときは“”(ダブルクォート)で囲みます. Javaプログラムでは,C言語と同様に,一文(プログラム命令)の終わりは ;(セミコロン)を入力します. ''println''命令は,文字を出力したあとに改行をします. この部分を''print''にすると改行しません. このコマンドは,今後もよく使いますので,いつでも思い出せるようにしておいてください. **(2)プログラムの修正 [#h813f305] *** 練習 [#xc0f5c0e] 練習として,先ほどのプログラムの実行結果(出力)を, Hello [自分の名前] にしましょう. ただし,自分の名前は,''String''(文字列)型の変数に格納しておきます. *** ヒント [#lf19b269] プログラムを次のように修正します.~ (先ほどのソースコードにコピー&ペーストして,必要な行を修正してください.) public class Hello { public static void main(String[] args) { String myname = "Takashi"; System.out.println("Hello " + myname); } } *** 説明 [#wec4552a] +記号を使うことで,文字列同士や,文字列と数値などを結合できます. 例として, System.out.println("A0" + 1); は,文字列(A0)と数値(1)の結合になります.したがって,出力結果は, A01 となります. **(3)コンパイルの方法 [#u6ff9fca] コマンドプロンプトで > javac Hello.java [Enter] と入力してください. これで,コンパイルします. 何かエラーがあるときは,いろいろメッセージがでます. 特に問題ないときには,何も出力されません. - よくあるミス1:''h''ello.java ---- 「h」が小文字.&color(red){Java は大文字小文字を区別します};.~ - よくあるミス2:「''.java''」を付け忘れる.~ - よくあるミス3:「''java&color(red){c};''」と「''java''」の勘違い(cがあるかないか).~ 「javac」はJavaのソース(プログラムファイル)をコンパイルします.「java」の方は,コンパイルしたプログラムを実行します. ** (4)実行の方法 [#z883f176] 先ほど,javacでコンパイルして,特に問題が無い場合は,プログラムを実行できます. コマンドプロンプトで, > java Hello [Enter] と入力してください.これで,実行します. 画面上に Hello とでたら,成功です. コンパイル時(javac)には,ファイル名には[.java]が付きますが,実行時(javaを使うとき)には付きません. 実行するときには,Hello.classが実行されます. ** おまけ:裏ワザ [#z19f62cb] - コマンドプロンプト上で,キーボードの↑とか↓を押してください. 今まで入力したものが表示されますよね. これは,ヒストリー機能(履歴機能)です. 何度もコマンドを入力するのは面倒なので,これで一度入力したコマンドを再度使えます. - ファイル名の入力途中に[Tab]キーを押すと,入力を補完してくれます. ただし,よく似た2つ以上のファイルが存在する場合,Windowsは適当((たぶん,アルファベット順で一番先に来るファイル名?))に補完するので,自分が意図しているファイル名かどうかを確認してください. - キーボードの入力のモードについて,「挿入」モードと「上書き」モードを,「Insert」ボタンで切り替えられます. ちょっと文字を入力したり,削除したいときにうまく使い分けると便利です. &size(16){[[&ref(http://yoslab.net/netprog/next.gif,nolink); 4.演習課題>演習課題]]};