それでは,先ほどのプログラムを眺めてみましょう.
Hello.javaファイル(ソースプログラム)は,以下のようになっています.
public class Hello { public static void main(String[] args) { System.out.println("Hello"); } }
1行目の「public class Hello」とありますが, このclassという語句のあとにHelloは,「クラス名」といいます.
Javaのソースコードは,ファイル名が重要です.
つまり,Hello.javaというファイルでは,最初に上記のプログラムの
class Helloのmainから実行することを示しています.
C言語と違って,適当なファイル名はダメです.
ファイル名とクラス名を同じ(例えばHello.javaとHelloクラス)にしてください.
また,大文字と小文字を区別します.
3行目は,画面(正確にはコンソールと呼びます)に文字列を出力するコマンドです.
System.out.println() 関数は,()内に書かれた内容を表示します.
文字列を表示するときは“”(ダブルクォート)で囲みます.
Javaプログラムでは,C言語と同様に,一文(プログラム命令)の終わりは ;(セミコロン)を入力します.
println命令は,文字を出力したあとに改行をします. この部分をprintにすると改行しません.
このコマンドは,今後もよく使いますので,いつでも思い出せるようにしておいてください.
練習として,先ほどのプログラムの実行結果(出力)を,
Hello [自分の名前]
にしましょう.
ただし,自分の名前は,String(文字列)型の変数に格納しておきます.
プログラムを次のように修正します.
(先ほどのソースコードにコピー&ペーストして,必要な行を修正してください.)
public class Hello { public static void main(String[] args) { String myname = "Takashi"; System.out.println("Hello " + myname); } }
+記号を使うことで,文字列同士や,文字列と数値などを結合できます.
例として,
System.out.println("A0" + 1);
は,文字列(A0)と数値(1)の結合になります.したがって,出力結果は,
A01
となります.
プログラムを書き換えたら,事前準備の時と同様に,またコンパイル→実行をしましょう.
ちゃんと自分の名前が表示されましたか?