事前準備 †ここでは,Javaプログラミングを行う前に,以下の準備を行います.
(1)Javaの開発環境 †既に動作している Javaのアンインストール †各自のPC上でJavaでプログラミングできるようにします.すでにJavaの環境が入っている場合,正常に動作しない可能性があるので,まずはJavaをすべてアンインストールしてください. 32ビット版か64ビット版かの確認 †自分のPCのビット数を確認します.わかっている人はこの項目は飛ばしてもらって構いません. スタートボタンをクリックし,Windowsシステムツールからコントロールパネルを選択します(図1-1). 図1-1. コントロールパネルの選択 コントロールパネルが開いたら「システムとセキュリティ」を選択し(図1-2),さらに「システム」をクリックします(図1-3). 図1-2. コントロールパネル 図1-3. システムとセキュリティ すると,図1-4のような画面が表示されます.この画面の「システムの種類」の箇所をみてください.ここに32ビットか64ビットかが書かれています. 図1-4. システムの情報 Amazon Corretto 8のインストール †下記のページの内容に従って,Amazon Corretto 8をインストールしてください. https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/corretto/latest/corretto-8-ug/windows-7-install.html ダウンロードページでは,皆さんのPCにあったmsiファイルを選択してください. Windows10の64bit版の人は,Windows x64 JDK amazon-corretto-8.???-windows-x64.msi windows10の32bit版の人は,Windows x86 JDK amazon-corretto-8.???-windows-x86.msi 「???」の箇所はバージョンによって数字が変わります.適宜読み替えてください. ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると,図1-5が表示されます. 図1-5. Amazon Corretto 8のインストール インストール先は,初めから「C:\\Program Files\Amazon Corretto」が指定されているはずなので,特に変更せずにNextを押します(図1-6). 図1-6. Amazon Corretto 8のインストール先 インストールが終了したら「Finish」を押してください. 環境変数の設定 †インストールが終わったら,環境変数が設定されていることを確認します.図1-4の左側の「システムの詳細設定」をクリックして「システムのプロパティ」を開きます(図1-7).下の方に環境変数のボタンがあるので,クリックします. 図1-7. システムのプロパティ 環境変数(図1-8)の画面の下の方に「システム環境変数」があります.その中に,以下の記述があるか確認してください.存在しない場合は新規に追加してください. JAVA_HOME C:\Program Files\Amazon Corretto\jdk1.8.0_222 図1-8. JAVA_HOMEの確認 一番最後のjdkから後の数字は,バージョンによって変わります.図1-5の真ん中あたりにある数字と一致しているか確認してください. Path C:\Program Files\Amazon Corretto\jdk1.8.0_222\bin; ...(以下続く) 図1-8. Pathの確認 ない人は追加してください.途中までは JAVA_HOMEと同じで,最後に \bin がついています. (2)作業フォルダの作成 †自分用のホームドライブに,演習用のフォルダを作成します.
「Cドライブ」の中に「netprog」フォルダを作成してください(図2).
図2. 作業フォルダの作成 (3) ソースコード編集用エディタの使い方 †プログラムのソースコードを編集するには,「エディタ」と呼ばれるソフトを使います. 好きなエディタを使用して構いませんが, この演習では,「Notepad++」をお勧めしています.
Notepad++は以下の場所から作者サイトにたどっていってダウンロードできます.ページは英語ですが,日本語でのインストールが可能です. ダウンロードしたら,ダブルクリックしてインストールを始めます.
図3「コンポーネントを選んでください」の箇所では,何も触らずにそのまま「次へ」を選択してください. 図3. Notepad++のインストール (4)ブラウザのダウンロード先指定 †FireFoxの場合 †Firefoxでは,初期設定のダウンロード先が固定されています.このままだと面倒なので,図4-1,図4-2のように設定を変更します. まず,[ツール(T)] - [オプション(O)]をクリックします.(図4-1.メニューバーがない場合は,ウインドウ1番上を右クリックしてチェック) 図4-1. FireFoxのオプションメニュー 次に,表示されたオプションメニューの上部「一般」を選択し,ダウンロードの設定の「ファイルごとに保存先を指定する」をチェックします.(図4-2) 図4-2. FireFoxのダウンロード設定 これで,ファイルをダウンロードするたびに,そのファイルの保存先を指定できます. Chromeの場合 †「設定」→ページ下端の「詳細設定を表示…」→「ダウンロード」の「ファイルごとに保存する場所を確認する」にチェックを入れます. Internet ExplorerやEdgeの場合 †非推奨です.特段の事情がない限り,FireFoxかChromeを使ってください. (5)コマンドプロンプト †Javaのコンパイルやプログラムの実行のためにコマンドプロンプトを利用します. 各自のPC上でJAVAプログラムを実行させるための設定が必要なため,次のファイルを(2)で作成したフォルダ(C:¥netprog)にダウンロードします. 以下のリンクをクリックして,C:¥netprogフォルダにダウンロードしてください. ダウンロードファイル:netprog.cmd このファイルやnetprogフォルダも,デスクトップ上にショートカットを作っておくと便利です(図5). 図5. コマンドプロンプトのショートカット作成 (6)パスの確認 †コマンドプロンプト(netprog.cmd)またはそのショートカットをダブルクリックすると,下記のような黒い画面が表示されます. 「path」と入力し,[Enter]キーを入力してください. 図6. pathコマンドの実行結果 Javaの設定が正しく行われていれば,赤線で囲まれた部分の文字列(C:\Program Files\Amazon Corretto\jdk1.8.0_222\bin)が表示されます. 次に,java -versionと入力して,Amazon Corretto 8 がちゃんとインストールされているか確かめます.下記のように表示されるとインストールされています(図7). openjdk version "1.8.0_222" OpenJDK Runtime Environment Corretto-8.222.10.3 (build 1.8.0_222-b10) OpenJDK 64-Bit Server VM Corretto-8.222.10.3 (build 25.222-b10, mixed mode) 図7. インストールの確認 うまくできましたか? †ここまでの作業がうまくいかない場合は,早めに吉野またはTAに連絡してください. |