[[TopPage]] > 演習0 文字列の画面出力
*演習0 文字列の画面出力 [#q754f253]
** (1)ソースコードを編集する [#r54181be]
「Hello.java」を Notepad++ で開いてみましょう.
ドラッグ&ドロップで開くことができます.
CENTER:&ref(sakura_open.png,nolink,80%);~
図1. ファイルをNotepad++で開く
** (2)ソースコードを読む [#w6a6908f]
それでは,先ほどのプログラムを眺めてみましょう.
Hello.javaファイル(ソースプログラム)は,以下のようになっています.
public class Hello {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello");
}
}
1行目の「public class ''Hello''」とありますが,
このclassという語句のあとにHelloは,「''クラス名''」といいます.
Javaのソースコードは,ファイル名が重要です.~
つまり,''Hello.java''というファイルでは,最初に上記のプログラムの
class Helloのmainから実行することを示しています.~
%%%C言語と違って,適当なファイル名はダメです.%%%
&color(#ff0000){ファイル名とクラス名を同じ(例えば''Hello''.javaと''Hello''クラス)にしてください.};~
また,JAVAでは大文字と小文字を区別します.
3行目は,画面(正確にはコンソールと呼びます)に文字列を出力するコマンドです.
*** 出力する(print, println) [#p94d9ae9]
''System.out.println()'' 関数は,()内に書かれた内容を表示します.~
文字列を表示するときは“”(ダブルクォート)で囲みます.
Javaプログラムでは,C言語と同様に,一文(プログラム命令)の終わりは ;(セミコロン)を入力します.
''println''命令は,文字を出力したあとに改行をします.
この部分を''print''にすると改行しません.
このコマンドは,今後もよく使いますので,いつでも思い出せるようにしておいてください.
**(3)プログラムの修正 [#h813f305]
*** 練習 [#xc0f5c0e]
練習として,先ほどのプログラムの実行結果(出力)を,
Hello [自分の名前]
にしましょう.
ただし,自分の名前は,''String''(文字列)型の変数に格納しておきます.
*** ヒント [#lf19b269]
プログラムを次のように修正します.~
(先ほどのソースコードにコピー&ペーストして,必要な行を修正してください.)
public class Hello {
public static void main(String[] args) {
String myname = "Takashi";
System.out.println("Hello " + myname);
}
}
*** +演算子 [#wec4552a]
+演算子を使うことで,%%%文字列同士や,文字列と数値などを結合できます%%%.
例として,
System.out.println("A0" + 1);
は,文字列(A0)と数値(1)の結合になります.したがって,出力結果は,
A01
という文字列になります.
また,%%%変数を扱う時%%%にも便利です.
System.out.println("私の名前は" + myname + "です.");
次の2つの結果を考えてみましょう!
(1) System.out.println("Hello" + 1 + 2);
(2) System.out.println("Hello" + (1 + 2));
結果をみて,どうしてそうなるのかを考えてみましょう!
**(4)コンパイルと実行 [#u6ff9fca]
プログラムを書き換えたら,事前準備の時と同様に,またコンパイル→実行をしましょう.
&br;
ちゃんと自分の名前が表示されましたか?
*** printf [#y807c78a]
JavaにもC言語と同じようにprintfの関数があります. 使い方はC言語と似ていますので,必要に応じて検索して使って下さい. 以下は,サンプルです.
public class printfTest {
public static void main(String[] args) {
int a = 20;
String b = "和歌山大学";
System.out.printf("私は%d才です.\n", a);
System.out.printf("私は%04d才です.(桁数指定)\n", a);
System.out.printf("私は%x才です.(16進)\n", a);
System.out.printf("私は%sの学生です.\n", b);
}
}
** おまけ:便利な裏ワザ [#z19f62cb]
- コマンドプロンプト上で,キーボードの↑とか↓を押してください.
今まで入力したものが表示されますよね.
これは,ヒストリー機能(履歴機能)です.
何度もコマンドを入力するのは面倒なので,これで一度入力したコマンドを再度使えます.
- ファイル名の入力途中に[Tab]キーを押すと,入力を補完してくれます.
ただし,よく似た2つ以上のファイルが存在する場合,Windowsは適当((たぶん,アルファベット順で一番先に来るファイル名?))に補完するので,自分が意図しているファイル名かどうかを確認してください.
- キーボードの入力のモードについて,「挿入」モードと「上書き」モードを,「Insert」ボタンで切り替えられます.
ちょっと文字を入力したり,削除したいときにうまく使い分けると便利です.
** おまけ2:UTF8のコンパイル方法 [#l652ce1b]
- UTF8のJavaファイルをコンパイルする方法を紹介します.
- WindowsのJavacはデフォルトの文字コードはShift-JISのため,Shift-JISのファイルはそのまで,コンパイル可能ですが,UTF-8の場合は下記で指定するとコンパイルできます.
javac -encoding UTF8 Hello.java
の形でコンパイルできます.
&size(16){[[&ref(http://yoslab.net/netprog/next.gif,nolink); 演習課題>演習課題]]};