Javaプログラミング演習の確認(まとめ) †ここで,演習1の理解度を確認するために,小課題を行います. みなさんの理解度を確認するために,課題のプログラムができたら,ソースコードを提出してください. ※提出されたソースコードの出来は、最終評価の点数には関係しません.できるところまで,やってみてください. わからなければ,吉野またはTAに質問してください. 提出期限 †提出先:以下の2人のTA のメールアドレス両方両方(両方というのは,日本語で「2人に同時に(送信先に2人ともいれる)」という意味です!)に".javaファイル"を添付して送ってください。 サンプルプログラムの紹介 †まず,以下のサンプルプログラムをダウンロードしてください. Ensyu.java ダウンロード/ソースコードファイルを見る サンプルプログラムを実行すると,以下のような表示が出ます. 現在の値: 0 命令を入力してください: ここで,何か値(例としてABC)を入力すると, 命令を入力してください: ABC 命令ABCは解釈できません. 現在の値は:0 と表示され,「命令を入力してください」に戻ります. EXITと入力すると,文字入力のループを終了します. 課題 †命令文を入力すると,内部の値(現在値)が変わる計算プログラムを作成してください. 具体的には, ADD 100 [Enterキー] と入力すると,プログラムの「現在の値」に100を加算します. 同様に, SUB 50 [Enterキー] と入力すると,プログラムの「現在の値」から50を減算します. このように,命令語と数値1つを与えると,プログラム内の「現在の値」を操作して,表示するプログラムを作成してください.
ヒント1
サンプルプログラム中の適切な場所に, // (1) 2つ目の要素があれば,文字列から数値に変換する. のように,コメントを挿入していますので,参考にしてください.もちろん他の部分も修正OKです. ヒント2 String[] item = readdata.split(" "); を使うと、入力データが ADD 40 のときは、 item[0]は、ADDが入っています。 item[1]は、40が入っています。 ただし、item[1]に入っている40は文字の40なので計算ができないので、 Integer.parseIntを使って数字に変換する必要があります。 ヒント3 ADDなどの命令の追加場所は、 if (operator.equalsIgnoreCase("EXIT"))の前くらいです! ヒント4 「2つ目の要素があれば,文字列から数値に変換する」は、 if文で条件わけをしましょう! if (item.length > 1)を使うと、itemという配列が1個なのか 2個以上なのかを区別できます! 発展(余裕があったらどうぞ.必須ではありません.) †
ADD A ADD ADDD (何も入力しない)
よくあるエラー †
try-catchとは try-catchは,何らかの例外が発生するところで利用します(C言語にはないので,とっても便利な機能です!). 「例外」というは,正しく動けば問題ないけど,なにかがおかしいとき=例外 です. 下の例では,tryブロックの中で,バッファから読み込んだ時に, 読み込めなかったら,catchブロックにはいります. try { //バッファから一行読み込みます readdata = br.readLine(); } catch (Exception ex) { // 読み込み失敗時は,EXITする readdata = "EXIT"; } 以下,例外の一例です.
catch (Exception ex) で例外はつかまえられますが,細かい例外を使い時があります. いくつか紹介します. ArrayIndexOutOfBoundsException //配列の境界を越えた例外.int a[6]までしか確保していないのに,a[6]にアクセスしたとか~ NullPointerException //確保されていない領域になにかした~ FileNotFoundException //ファイルが見つからない~ など,いろいろあります. それぞれの例外をつかまえて(catch) して処理を変えるなども可能ですね. 以下,例を示します. try{ 例外が発生するかも知れない文1; 例外が発生するかも知れない文2; 例外が発生するかも知れない文3; ..... } catch (例外クラス1 変数名1){ 例外クラス1の例外が発生した時に実行する文; ..... } catch (例外クラス2 変数名1){ 例外クラス2の例外が発生した時に実行する文; ..... } .... 対応したい例外だけ,catchを書く finally { 例外が発生してもしなくても,実行する文; // finally ブロックはなくてもいい. ... } |