演習1-1では,3つのプログラムファイルを修正しながら学んでいきます. 変数型のチェック †まず,次のプログラムをダウンロードして,実行してください. 説明 †C言語と同様にJavaにもいろいろな変数の型があります.
Javaでは,論理型(boolean)と呼ばれる型があります. これは論理値,すなわちYesかNoかの2択を格納するための変数型です. 練習 †ソースコードを見ながら,実行してみてください.
boolean bool = true; を, boolean bool = (i == 12345); に書き換えて実行してみましょう.
また,ソースコード5行目の変数iの値も変更してみましょう. なぜ,true/falseがでてくるのか? booleanの値をprint文で出力すると,true/falseがでてきますね!なぜでしょうか? System.out.printlnは,文字列を出力するための関数です. booleanの値を文字として出力すために,booleanが文字に変換されて,出力されています. 四則演算・キャスト †まず,次のプログラムをダウンロードして,実行してください. DainyuType.java ダウンロード/ソースコードファイルを見る 説明 †4.2や1.8というのは実数で,実数の計算結果をint(整数型)に入れるときには,「データの精度が落ちますよ」という文句が出て,コンパイルが通りません. a = (int) 4.2 + (int)(3 + 1.8); 例えば,上記の例では,4.2を(強制的に)int型へ変換しています.また,3+1.8の結果を,(強制的に)int型へ変換しています. 練習 †(1) (2) どうして,そうなるかを考えましょう. 配列 †まず,次のプログラムをダウンロードして,実行してください. ArrayTest.java ダウンロード/ソースコードファイルを見る 説明 †配列の使い方の例です. 3行目の int[] a = {1, 2, 3}; は,配列aを宣言しつつ,同時にaに値を入れてしまう方法です.この時の配列の大きさは3です. 配列の大きさを後で決められるように, int[] a; a = new int [100]; という書き方もできます.new int [number]と宣言した行で,配列aの大きさが決定します. 補足:
ポイント 2次元配列は次のように確保します. int mTables[][]; mTables = new int[9][9]; これは, mTables[0][0]からmTables[8][8]まで使えます. 同様の方法で3次元配列などの高次元の配列も作成できますが, 多次元の配列は,確保するメモリの量が多くなるので, あまりムダになる配列の確保はしないほうがよいです. 2次元配列,3次元配列くらいまでは使いますが. 注意 配列の確保する数と書き方に気をつけましょう! int a[6]; //6個の配列を確保しました. a[6] = 0 ; //コレはエラーになります! int a[6];と宣言すると,a[0]からa[5]までの6個が使えます. 配列の添え字は「0」から始まります!(C言語も同じです!) 練習1 †まず,5行目に以下を入力してみましょう. a[3]=4; 実行すると,エラーが出るはずです.何故だか考えてみましょう. 練習2 †a[0]の値を変更すると b[0]の値も変更されています. a[0]=5; をプログラムの最後に追加して,さらに,その後にb[0]の出力をして,値を確認してください. 結果を予想して,試してください. |